11月 霜月
お久しぶりです。
皆様お元気でしょうか?
ご無沙汰しております。住職のペダルが止まっておりました。
あっという間に秋が来て冬になりますね。
木々も少しずっつ色づいてきました。

※気持ち良い季節なのか猫ちゃん爆睡です
今月の言葉から
人生は自転車のようなもの。バランスを保つには、走り続けなければならない。 ――アルベルト・アインシュタイン

「お寺の掲示板にアインシュタイン?」と思われたかもしれません。実はこの言葉、お釈迦
さまの教えとよく似ているのかなと思います。
アインシュタインが息子へ宛てた手紙の一節として知られる言葉ですね。自転車は止まれば
倒れます。けれど全力でこぎ続ければ、いつか疲れてしまう。大切なのは少しずつでも前
に進むことと、つまりバランスです。
仏教には、「中道」という教えがあります。お釈迦様は、修行に励みすぎて疲れ果てた弟子
に、琴のたとえを話されました。弦は張りすぎると切れ、緩めすぎると音が出ない。ちょう
どよい張り具合のときに、美しい音が響くのだと。(中道の教え)
時代も国も違う二人が、同じことを言っているようですね。
11月、境内の木々も色づき、今年も残り二ヶ月。一年最後の坂道を、必死にこいでいる方
も多いでしょう。力を入れすぎていないか、やりたいことを先送りしていないか、少し確か
めてみてください。
長い道のりには、ときどき足をついて一息つく場所も必要です。お墓参りは、まさにそんな
場所だと思います。手を合わせ、ご先祖さまや大切な人に近況を報告する。その数分で、乱
れていたバランスがふっと整うことあるんじゃないでしょうか?
そして自分もいつか、誰かにとっての「休める場所」になる。
走り続けることも、ときどき立ち止まることも、どちらも人生のバランス。年の瀬の前に、
どうぞお寺へも足を運んでみてください。紅葉の境内でお待ちしています。
合唱
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